この記事でわかること
・クモだけを湧き潰しする仕組み
・2ブロックおきの下付きハーフでクモだけ湧き潰しして、他の敵モブ(ゾンビ/スケルトン/クリーパー)は湧かせる手順
・ボタン/カーペット/松明がトラップタワーの湧き層ではNGになる理由
こんにちは、ゆずかきです。
トラップタワー系で問題になるクモの湧き問題を解決するノウハウを書きました!
筆者の実体験を交えて解説するので、お役に立てたら嬉しいです!
本稿執筆にあたりマイクラJava版1.21~で実機プレイしています。
1. 2ブロックおき・下付きハーフでクモだけ湧き潰し可能
先に結論から:
湧き層の床に下付きハーフを「2ブロックおき」に置いて行ってください。

これで床面を9ブロック(3×3)で切り取ったとき、必ず1ブロックは下付きハーフが含まれる状態になり、クモが湧くために必要とする床面積が確保できなくなります。
一方でゾンビやクリーパーなど1×1の足場で湧くモブには十分な空き面積が残るので、クモだけを選択的に湧き潰しできます!
※ハーフは必ず「下付き」を使ってください。上付き(上半分に付く)だとその上面がスポーン可能になってしまいます。クモ以外も含め湧き潰しにならないのでNGです!
下付きハーフ・2ブロックおきで湧き潰せる理由→クモの湧き条件
なぜこれだけの工夫でクモだけを湧き潰しできるの?という疑問にお答えしますね。
これは、Java版のクモの湧き条件から解説できます。
- 光レベル:バージョン1.18以降、敵モブは明るさレベルが0の場所でのみ自然湧き(空の光は従来どおり影響)。湧き層は完全な暗闇にするのが前提です。
※これが松明NGな理由です! - 湧くために必要な空間:クモは3×3の水平の空間(中心の湧き判定ブロックの周囲を含む)と、上方に上付きの完全不透過ブロックがない空間を必要とします(非完全ブロック上や下付きハーフなどは可)。
→つまり2×2の狭いところでは湧けません。 - 下付きハーフの性質:モブは下付きハーフの上には湧けません(完全な上面が無い扱い)。
この3つの条件が揃うと、「3×3のどこか1ブロックでも下付きハーフが置いてあればクモの湧き条件が崩れる」
→「2ブロックおきで下付きハーフ配置(3×3ごとに1枚入る)で床全体のクモ湧きを止められる」という仕組みになります!
2. 湧き層の床に配置する方法
具体的には下記の方法で下付きハーフを置いて行ってください。
①床素材はなんでもOK!下付きハーフを格子状(2ブロックおき)に点々と置く。

└ 例:座標で言うと、(0,0), (0,3), (3,0), (3,3)…のように3ブロック間隔の交点に置くイメージ。各3×3ブロックに必ず1枚入る配置です。
②湧き層の天井高さは2ブロックにする(ゾンビ/スケルトン/クリーパー用)。

ここで湧き層の天井は必ず2ブロック高さにしてくださいね。
※ 3ブロック以上にすると選択的な湧きが崩れる他、エンダーマンが湧いてブロックを取られて、最悪の場合はトラップが壊れます。
③水路には開いたトラップドアで誘導(モブは開いたトラップドアを“床”と誤認して歩き出す既知の挙動があるため、落下・水流誘導に有効)。

押さえたいワンポイント!
本稿後半に掲載の実録パートでは、実際に2ブロックおき下付きハーフとトラップドア誘導を湧き層に採用しています。配置の感覚はスクショで確認してもらう前提で、ここでは仕様だけ押さえておいてくださいね。
3. 他の方法が湧き層でNG(非推奨)になる理由
他の湧き潰しの方法がトラップタワーの湧き層という環境でNG(非推奨)になる理由もまとめておきました。
※カーペットやボタンは湧き潰し可能ですが効率低下のため非推奨というニュアンスです。
- 松明などの光源(絶対NG!):バージョン1.18以降は明るさレベル0でしか敵モブが湧かないため、湧き層に光を入れる=全停止です。調整用に置くのも基本厳禁と覚えておきましょう!
- 上付きハーフ/逆さ階段(上向き):上面が完全な床として扱われるため、湧き潰しになりません。
〇下記は湧き潰し可能ですが非推奨です。
- ボタン:ボタンが置かれたマスはスポーン不可ブロックになります。湧き層の面積がその分ごっそり失われて、クモ以外まで湧きにくくなります。効率悪化のためNG。
- カーペット:同様にそのブロック自体がスポーン不可扱いになり、合計の湧き面積が削られます。「クモだけ止めて他は湧かせる」目的に対しては非効率です、
トラップタワーの湧き層という特殊な環境だからこそ、クモだけ選択的に湧き潰しする方法が求められるわけですね。
4. チェックリスト一覧
最後に、ここだけ押さえましょうというチェックリスト一覧を作りました!
クモの湧き潰しする際にご確認ください。
- ハーフは必ず「下付き」、かつ2ブロックおき(3×3に1枚)で配置できているか?
- 湧き層は明るさレベル0か?(湧き層内に光源が残っていないか、外部からの漏れはないか)
- 水路に誘導するためのトラップドアは“開いた状態”になっているか?(モブ誘導の基本仕様)
以上が仕様解説パートでした!
本稿後半からは、実際に筆者がトラップタワーの湧き層を作って、クモの湧き潰しに成功した実録をそのままお見せしますね。
現場感覚が伝われば嬉しいです。
5. クモだけを湧き潰しした実録パート
①湧き層に下付きハーフを置いてクモを湧き潰し
こんにちは。ゆずかきです。
前回、湧き層の一層目の床を作りました。

今回は、ここが湧き層として機能するよう、トラップドアやハーフブロックを置いていきます!
と、その前に…。

水源が凍る問題はまだ解決しなさそうです。
湧き層づくりに戻ります。
敵モブはプレイヤーや村人を見失うと、その場でランダムに歩き回り始めます。
天空トラップタワーでは、この敵モブの習性を利用します。
まず、下の写真のようにトラップドアを置きました。

次に、このトラップドアを開けておきました。
こうすることで、敵モブは水路の上に床があると勘違いして、自分から水路の中に落ちてくれます。
java版ではこれだけで、湧き層として機能してくれるようになります。
あとは、クモだけを湧き潰しするために、2マスおきにハーフブロックを設置していきました。

前に天空トラップタワーを作ったときは、これでクモだけを湧き潰しできました。
天空トラップタワーでクモは湧き効率を下げる原因になるので、できるかぎり湧き潰ししておきたいです。
四面ともハーフブロックを置いていって…。

作ってみたら、なかなか迫力がありました。
これと同じ機構を、2層、3層と増設していきます。
今回はここで終わりました。
ご訪問ありがとうございました!

おまけ

②完成したトラップタワーを起動!クモの湧きを検証
こんにちは。ゆずかきです。
ついに、天空トラップタワーが完成しました。

今回は、この施設が機能するのか実際に確かめてみました。
手持ちの鉄ブロックを倉庫に預けるため、いったん地上へ降りてきました。

事故が起きないように、ガラスタワーで囲ったのに…。
少し軸がずれて、水源じゃなくて地面の上に落ちてしまったみたいです。

踏んだり蹴ったりでした。
気を取り直して、天空トラップタワーへ戻りました。

処理層に敵モブが落ちてくるのを待ちました。
…1分も経たないうちに、敵モブが降ってきました。

動いてくれるか心配でしたが、杞憂でした。
わんさか敵Mobが降ってきます。
すごい効率です。
問題のクモが湧いているかどうかの確認ですが…
→降ってくるのはゾンビ・スケルトン・クリーパー(たまにウィッチ)のみで、クモの湧き潰しに成功していました!
処理層の隙間から、叩いてみました。

処理層の機能も、大丈夫そうです。
これで、装備にエンチャントを付けられます。
今度、待機場所を拡張して、エンチャント台エリアを作りたいです。
今回はここで終わります。
ご訪問ありがとうございました!

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▶湧き潰しをおしゃれにしたい方はこちらをご参照ください!仕様も解説しています
▶アイアンゴーレムを湧き潰す方法も別途まとめています!
参考文献
この記事を書くにあたり、Minecraft Japan(スポーン)、Minecraft Japan(明るさ)、Minecraft Japan(ハーフブロック)、Minecraft Japan(ボタン)、Minecraft Japan(カーペット)、Minecraft Japan(クモ)を参考に、実際の検証結果を元に構成しました。